平成25年度中間決算を秋田県、由利本荘市に報告
上半期の収入減は紅葉シーズンに前年を上回る利用があり通期では挽回見込み

平成25年11月19日

 平成25年11月18日 秋田県の第三セクター 由利高原鉄道株式会社(本社 秋田県由利本荘市 矢島町七日町字羽坂21番地2、代表取締役社長 春田啓郎、以下 同鉄道)は、平成25年度の中間決算を取締役会にて株主である秋田県ならびに由利本荘市等に報告しました。上半期の輸送実績は前年同期比5.3%減の14万519人でした。また、運輸収入は3千4百万円で前年同月比4.3%の減でした。今まで人口減による定期客の落ち込みを定期外客でカバーしてきましたが、上期は団体が伸びず前年比減となりましたが、秋の紅葉シーズンに前年を上回る定期外客の利用があったため、通期での対前年実績到達は乗車人員に関しては微妙なものの、運輸収入は挽回する見通しです。事業収入なども加味して通期で前年なみとなる見込みです。

同鉄道が走る由利本荘市は、平成12年から11年間で人口が8%減少し、就業人口は10年間で14%減少するという厳しい環境に置かれており、定期客の減少は避けられません。このため、外からのお客様を呼び込み、利用客を増やして来ました。今年は500円で鳥海山の観光地を巡るワンデー・ワンコインツアーを開始し、夏以降のシーズンに賑わったほか、矢島駅開業75周年記念として、アシストクラブ祭り写真展・コンサートを開催し10月の利用を伸ばしています。

以上

由利高原鉄道とは
由利高原鉄道(鳥海山ろく線)は昭和60年 第一次廃止対象線区であった国鉄矢島線を引き継ぐ第三セクター鉄道として誕生しました。日本海に面する秋田県由利本荘市の羽後本荘駅から鳥海山の麓である矢島駅までの全長23.0kmの路線で、地域の方々からは公募で決まった「おばこ号」の愛称で親しまれています。観光客からは東北屈指の名山「鳥海山」を仰ぎながら、美田地帯を子吉川に沿って走る素朴で懐かしい車窓と、秋田おばこ姿のアテンダントが人気です。前郷駅では旅客鉄道としては珍しい「タブレット交換」を見る事もでき、これが本州では残り3線区(全国では4線区)のみとなったため鉄道ファンの注目も集まっています。2011年6月に公募で社長に就任した春田啓郎により、旅行業界の経験と鉄道ファンの知識を活かし、秋田おばこ姿のアテンダントを増員し接遇を向上させるとともに、旅行会社との契約を締結し団体客を誘致。さらに鉄道ファンによる企画会議ツアー、こいのぼり列車、由利高原鉄道検定試験など特色のあるツアーやイベントを次々に打ち出しています。

本社 秋田県由利本荘市 矢島町七日町字羽坂21番地2、代表取締役社長 春田啓郎

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