前の晩に東北道を北上し秋田の由利高原鉄道まで向かう。 夜が明けた頃にはやさしい陽の光を浴びて始発列車がやってきた。
そこには誇らしげに咲いた満開の桜が待ち受けている。 朝の始まりと春の訪れは、闇から光、冬から夏へのきっかけ。
闇を見たからこそ、冬を耐えたからこそ、そこに感じるものがある。
悲しみ残る東北の、遅い春の訪れに、 どれだけの人々が励まされ、勇気を貰ったことだろう。
(由利高原鉄道 西滝沢~吉沢間 2011年5月3日撮影)
ブログ ふらりと休日列車旅 より