満開の桜が黄砂に霞んで辺りの色と同化してしまい、
水入れ前のたんぼはまるで砂漠のようである。
僕が子供の頃はよく光化学スモッグで空が霞みはしたが
これほどの黄砂で景色が霞むってことあったかな?
じつは雪解けの遅い鳥海山と黄砂、両者には深い関係があるのだ。
黄砂発生のメカニズムは
中国の砂漠地帯に強風が吹いて砂を巻き上げ、
その砂塵嵐が偏西風にのって日本までやってくる。
今年は例年より寒気が多く南下した為、
より多くの季節風により黄砂が頻繁に発生したのであろう。
良くも悪くも春の風物詩といえる黄砂なのであった。
(由利高原鉄道 西滝沢駅付近 2011年5月3・4日撮影)
ブログ ふらりと休日列車旅 より