古来から神宿る山として信仰の対象になってきた鳥海山。山麓に広がる本荘平野を走る由利鉄の印象もまた鳥海山。雄大で一点豪華主義な鉄道情景。誰の目にもそう写るほど鳥海山の存在は大きい。初夏から盛夏、鳥海山の姿が見れるのは朝夕に限られてくる。東北の梅雨も明けた。山頂から湧き出しだした雲が、今日は暑くなることを告げている。さあ、短い夏の幕開けだ。